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月組「ミーアンドマイガール」新人公演感想

本公演を観ずに新公を観ました。
初見で大丈夫かな~と思ったのですが、再演を十数回、東宝版も観ているので、観始めると思い出しますね~
ハッピーミュージカルはイイ!
誰も死なない! もめごとも絵空事って感じで、安心して楽しく観ていられるw
知っている新公メンバーは光月るうくんみりおちゃんしずくちゃん鼓英夏ちゃんとっちゃんの5人のみでした(^^;

■明日海りお=ビル(本役:瀬奈じゅん)
いつもかわいらしい印象が先に立ってしまうのですが、今回はビルを自分の方へ引き込んで、青年というよりもかわいらしさの残る少年ビルになっていました。
帽子や林檎などの小道具は一通りこなしてて、エライ!
ソファでくるりんして帽子を被るのが成功して、本気で喜んでいるかのような大げさな喜びようが、またイイ!
調理場のシーンでは、(たぶん)本役さんとも違うアクションで笑わせたりして、工夫する努力の跡が見えるのが新公でうれしい時w
どの場面もイキイキして、上流階級にちょっと遊びに来たみたいで目がキラキラ楽しそうでした。
初主演ながら、芝居心がそこここに散見されて、これからも楽しみです。
初めての挨拶では話し始めは緊張していたようだったけれど、話し始めたら自分のペースで、今この作品に出会えた感謝の気持ちを精一杯表現してました。
最後に「東京でも頑張りましょう~!」と後ろのメンバーを振り向いて言っているところなんか、みんなの気持ちを代表してまーす!という雰囲気で好印象でしたw

■羽桜しずく=サリー(本役:彩乃かなみ)
おきゃんでかわいい!
ふくれっ面もかわいい。美人はいいなー。ショートカットもよく似合うw
けして丸顔じゃないと思うのだけど、ミミちゃんのサリーに似ているような。
星組初ヒロインの時よりもずっと歌もうまくて、イイ感じに月組デビューできておめでとう~!
相手役が同期で仲良しのみりおちゃんだったのもラッキーだったのか、ビル&サリーの仲良しな雰囲気がよく伝わってきました。
ジャッキー相手に間違った敬語を使って張り合うところや、ご先祖様の直前、寂しそうに去るところが印象的でした。
アパート前でのお困り顔もかわいいw
ビルとの別れが寂しく暗い雰囲気ではなく、「ビルのためを思って別れてやるって言ってるのにサ、しつこいねぇ~、ったく、もぅ」って感じで、あっけらかんとして、下町っぽいサリーでした。
最後の令嬢になってからの登場は本当にきれいで、これからも活躍してくれるのを期待します!

■流輝一斗=1幕ジョン卿(本役:霧矢大夢)
■光月るう=2幕ジョン卿(本役:霧矢大夢)
1幕は大きくてナイスミドルなジョン卿でした。
流輝一斗くんは、老けることで精一杯で、その中からジョン卿の生き様があまり見えてこなかったのが残念。東京に期待。
2幕はの光月るうくんはうまい! 芝居達者なんですねー。
光月るうくんは、見た目は若いんだけど、そこにいるだけで、いかにもジョン卿でした。あったかくて、ちょっと情けなくて…。

■彩星りおん=1幕マリア夫人(本役:出雲綾)
■羽咲まな=2幕マリア夫人(本役:出雲綾)
1幕のマリア夫人はお芝居上手で、2幕のマリア夫人はお歌が上手。
彩星りおんちゃんは、美人すぎてマリア夫人にしては若すぎるのが難点。
でも、貴族らしい立ち居振る舞いで上流社会の雰囲気を振りまいていたのはエライ!
2幕の羽咲まなちゃんは、ご先祖様の場面で剣を持っていさましく、貴族の威厳を表現していました。

■蘭乃はな=ジャッキー(城咲あい、明日海りお)
誰かに似てるなーと思って観ていたのですが、はちきれそうなホッペと顔いっぱいの笑顔が桜一花ちゃんに似ていたのでした。
ただ、ワタシの中での基準が迫力あるマミちゃんジャッキーだったので、パンチが足りなく感じてしまうのは仕方のないこと。
財産狙いで男をたぶらかすしたたかさが全く見えないのだけど、キュートな笑顔を武器にネグリジェ全開で天真爛漫にビルを襲うアンバランスさが演出の狙い…かもしれない?!?

■五十鈴ひかり=1幕パーチェスター(本役:未沙 のえる)
■美翔かずき=2幕パーチェスター(本役:未沙 のえる)
五十鈴ひかりちゃんて、娘役だと思ってた(^^;
いや、それ以前に1幕と2幕でパーチェスターが交代していたのに気づかなかったワタシって…(--;
2人共なかなか間がよくて、ウケちゃいました。
すっごく笑ったシーンて、1幕だったかなー、2幕だったかなー(^^;
まやさんのマネでなく、自分なりのパーちゃんを作っていましたが、外見は汐風幸ちゃんが思い出されて懐かしかったデスw

■紫門ゆりや=ジェラルド(本役:遼河はるひ)
■宇月颯=ジェラルド(本役:遼河はるひ)
ジェラルドって、しどころのない役だと思うのですよー。
1幕の紫門ゆりやちゃんは、若手ホープさん!という感じで、最初の出番とかのはつらつさがよかった。華がありますね。
とっちゃん(宇月)は、2幕最後の赤い衣装が似合って、ジャッキーを叱りに行くところなんて、元気よくジェラルドを演じれば演じるほど、面白く見えました。
計算してなさそーなのがイイです。

■夏月都=ブラウン夫人(本役:美鳳あや)
この子は上手い!おばちゃん芝居が上手!芝居達者かも~。
若いけど、なかなかイイ芝居します。
ぽっちゃり型だけど、舞台を締めるイイ役者さんになってほしいです。
これから注目します!

【備忘録】
終演時間は20時の予定でしたが、芝居が終わって幕が降りたのが20時。挨拶を聞いていたら20:05になってしまい、20:13の宝塚発には間に合いませんでした(;_;)
結局21:20の最終新幹線で帰宅~。
by suzukato | 2008-04-10 17:55 | 宝塚 月組

本・観劇の感想などの備忘録


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